ナレーション
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18. 実験廃液の処理
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概要・一般的注意
実験廃液の種類は有機廃液と無機廃液に大別される.
担当者の指示に従って,所定の廃液容器に回収する.
器具は
最小量の水
ですすいで,その洗液も廃液容器に回収する.この際,むやみに廃液を増やさないよう注意する.
京都大学において定められている
実験廃液の分類
は,環境保全センターのホームページを参照してもらいたい. →
環境保全センター
操作法・使い方
廃液を廃液容器に移す.
器具壁に残った廃液も下水に流さないように,少量の水を入れて軽くすすぎ,この洗液も廃液容器に移す.
水道水,蒸留水の順に洗浄する.
酸・アルカリ性溶液の処理
高濃度の酸やアルカリは,流しにそのまま捨ててはいけない.アルカリや酸で中和する.
酸性溶液の中和には,入れすぎてもアルカリ性になり過ぎない重曹(炭酸水素ナトリウム)がよく用いられる.重曹を溶液に加えてよく撹拌し,泡が生じなくなって少し溶け残るまで加える.
中和後の溶液は,他に有害物質が含まれていない場合には,流しに捨ててもよい.
pH 5〜9
の範囲とは京都市の公共下水道への排水基準(下水道法:下水道排除基準値)に基づくものであり,地方自治体によってはより厳しい範囲に設定している.
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