ナレーション : 実験廃液の処理
- 実験廃液は,有機廃液と無機廃液,さらに含まれる物質によって分類された所定の廃液容器に回収しなくてはなりません.
- 廃液を移した後,少量の水を入れて軽くすすぎ,洗液も廃液容器に移します.
- むやみに廃液を増やさないため,必要以上の水を用いないようにします.
- その後,流しで水道水,蒸留水の順に洗浄します.
- 高濃度の酸やアルカリは流しにそのまま捨ててはいけません.
- 酸やアルカリで pH を 5〜9 の範囲に調節してから捨てます.
- 酸性溶液の中和には,入れすぎてもアルカリ性になり過ぎない重曹すなわち炭酸水素ナトリウムが便利です.
- よく撹拌して泡が生じなくなったら中和できています.
- 中和後の溶液は,他に有害物質が含まれない場合には,流しに捨ててもかまいません.