ナレーション : 遠心沈降
- まず遠心菅に入った試料を準備します.
- この液量は,回転中に液がこぼれないよう,管の半分以下にとどめます.
- ここでそれと釣り合うもう 1 本の遠心菅が必要です.
- これが同じ重さでないと,回転中にバランスを失い大事故が起きかねません.
- 専用の天秤の一方に試料の入った遠心管を,もう一方に空の遠心管をのせます.
- ここに少しずつ蒸留水を入れ,同じ重さに合わせます.
- 2 本の遠心管を回転軸に対して反対の位置に入れ,蓋をしっかりと閉めます.
- 速度調節ダイアルをゆっくりと回し,設定値にあわせて回転を開始します.
- この高速回転で生じる遠心力によって,沈殿は強制的に沈降します.
- 回転中に蓋を開けたり,中に手を入れたりするのは厳禁です.
- スイッチを切り,ローターが完全に止まったことを確かめてから,
- 遠心管を静かに取り出します.