ナレーション : ガスバーナー
- ガスバーナーの構造を知るために,分解したものを組み立ててみましょう.
- ガスバーナーは空気調節ねじ,ガス調節ねじ,台座の三つの部分からなります.
- 台座にはガスが通る穴とその中心にピンがあります.
- ガス調節ねじを締め込んでいくと,台座のピンがガス調節ねじの穴を閉じ,その締め具合によってガス量を調節できます.
- 次に,空気調節ねじをガス調節ねじに締めこんでいくと,空気穴である隙間を閉じ,その締め具合によって,空気量を調節できます.
- ガスバーナーを点火するときは,空気調節ねじとガス調節ねじが完全に閉まっていることを確かめた後,元栓を開きます.
- 着火器の炎をバーナーの口に近づけ,空気調節ねじに触れずにガス調節ねじだけを少しずつゆるめると,ガスが出て点火します.
- このとき,空気が不足した不完全燃焼の状態である黄色い炎となります.
- 次に,ガス調節ねじは動かさずに,空気調節ねじをゆるめ空気量を増やします.
- 炎の色は黄色から紫色へと変わっていきます.
- 青色の内炎が,紫色の外炎の約半分の長さになったときが最良の燃焼状態です.
- 空気が不足した黄色い炎のまま加熱を行った場合には,器具の底にすすが付着するだけでなく,ひどい場合には一酸化炭素中毒を起こす恐れがあります.
- 消火するときは,空気調節ねじ,ガス調節ねじの順に完全に閉めてから,ガスの元栓を閉じます.