ナレーション : ガラス切りと TLC プレートカッターの使用法
- ガラスの薄層板は,ガラス切りで適当な大きさに切って使用します.
- 先端に付いているダイヤモンドでガラスに傷を付けます.
- 正しい角度と適切な力加減が必要です.
- このときの音と手ごたえに注意しましょう.
- 下に敷いたガラスの端に傷を合わせ,段差を利用し,軽くたたいて割ります.
- 失敗例です.
- ヘッドの角度と力加減がよくないと,きれいに割れません.
- うまく切れるようになるには,少し練習が必要です.
- これは初心者でも薄層板を簡単に切ることができるプレートカッターです.
- これを使って,幅 2 cm に薄層板を切ってみましょう.
- 傷をつけるのはガラス面で,シリカゲル塗布面ではありません.
- 塗布面には手を触れないで,ガラス面を上にしてプレートホルダーの左上隅に置きます.
- 次に,プレートホルダーをスライドさせて,アーム中央の丸印に 2 cm の目盛りを合わせます.
- 一番奥まで上げてから,カッターヘッドを下に押し付けます.
- すると,ダイヤモンドカッターがガラスに当たります.
- この状態で,ストッパーで止まるまで手前に引くと,ガラス表面に傷が付きます.
- 次に,ガラス面を上にしたまま,薄層板をプレーホルダーの端まで移動させます.
- カッターで付けた傷をプレートホルダーの端に合わせます.
- 薄層板を片手でしっかり押さえて固定し,浮いている端をたたくように押します.
- するとガラスの傷に沿って薄層版が割れます.
- 傷が浅いときは,うまく割れません.
- 無理な力を加えると,思わぬところで割れてしまいます.
- けがにもつながるので,気を付けましょう.