ナレーション : ドラフトの使用法 −局所排気装置−
- 化学実験では有害な気体や粉じんが発生したり,揮発性の高い有機溶媒を扱ったりします.
- これらを吸い込まないよう,実験者を保護する排気装置がドラフトです.
- ドライアイスの煙を使って,空気の流れとドラフトの働きを確かめてみましょう.
- 装置が停止しているときは,蒸気は外に漏れ出します.
- スイッチを入れると,屋外にあるファンが働き,ドラフト内の空気を排気します.
- すると,蒸気が漏れだすことはありません.
- ドラフト前面の扉が大きく開いていると,排気能力を十分に発揮できません.
- したがって,ドラフトで実験するときは,必要以上に扉を大きく開けてはいけません.
- また,顔を入れて作業すると,内部の蒸気を吸い込むことになり,ドラフトを使用する意味がありません.
- ドラフトを使うときは,扉をできるだけ下まで下げて,手だけを入れて作業しなければなりません.
- また,通常の実験台にも,外付け式の排気装置がついている場合があります.
- スイッチを入れると,空気が吸い込まれます.
- 排気のためのスリットが閉まっていると,当然空気は吸い込まれません.
- 実験中はスリットを開けておきましょう.