ナレーション : 精密天秤
- まず,天秤が水平に設置されていることを水準器で確認します.一時間程度通電して,安定してから使用します.
- 素手で触れないよう,二つ折りにした薬包紙でビーカーを取り扱います.
- 天秤の片側の扉を開け,ビーカーを皿の中央に置きます.
- 扉を閉めてから,ゼロ・リセットボタンを押し,値が安定したことを示す印がつくのを待ちます.
- これで,容器の重さが差し引かれました.この操作を風袋引きといいます.
- 湿気を嫌う試薬はデシケーターの中に保管されています.
- 蓋のすり合わせ部分には,グリースが塗布されているので,ゆっくりと横に滑らせるようにして開けます.
- すり合わせ部分にゴミなどが付かないように,台の上に上向きに置きます.
- 試薬の入った瓶と薬さじを取り出し,蓋を閉めます.
- 天秤の両側の扉を開けて,両手を入れて試薬を測り取ります.
- 両側の扉を閉め,値が安定したことを示す印が表示されたら,数値を読み記録します.
- 薬包紙で試料を測り取るときには,このように折りたたむと便利です.
- 薬包紙の三角に折った頂点を丸めるように持って,試料を移すと,こぼさずに移すことができます.